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もうひと押しできない阪神打線

【八木裕 神眼スコープ】もうひと押しできない阪神打線 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

セ・リーグ、巨人1-2阪神、5回戦、阪神3勝2敗、23日、東京D)1番・中谷の起用が的中した。走者がいない時ほど力を発揮するタイプの中谷1番は正解。今後も選択肢の中にこの起用法があっていい。

 

 この日は4番・福留の2打点を守り切って際どく勝った。敵地で巨人に勝ち越したことも意義がある。ただ、3連戦を振り返って、問題点が浮き彫りになっているのは事実だ。

 

 好調福留のバットで得点しながら、もうひと押しができていない。3試合ずっと同じような光景が見られた。三回、福留の犠飛で追加点を奪った後の一、三塁で加点できなかった。負けた前日(22日)も一回に福留の1打点のみ。勝った初戦(21日)など、福留が4安打しながら追加点は押し出しの1点だけ。福留が打点を挙げて、なお走者が残っていながら、もう1本が出ていない。5番以下、特に原口の調子が落ちている証拠でもある。

 

 この先をどう戦うかの大きなポイントだろう。もちろん、原口の調子をどう上げていくか。これができれば一番分かりやすい。でも、この日の起用を見ても分かるように、六回からベンチに下げるほど、首脳陣も状態が悪いと感じている。

 

 思い切って鳥谷を5番に上げるのも面白いのでは。クリーンアップに左が3人並ぶが、糸井、福留は投手の右左は関係ない。勝っているときほど大胆に動いていい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

 

勝った試合でも厳しさを忘れない八木氏。

確かにダメ押しが必要であったが、今の代打陣に、八木氏のような『神様』はおらず、『神様』を育てることを難しい。

ポイントに原口を挙げており、その期待に応えるような選手になれば、10年は虎のスター選手として活躍できるであろう。