急ブレーキ 阪神・糸井 古傷の現状は…
急ブレーキ 阪神・糸井 古傷の現状は… （東スポWeb） - Yahoo!ニュース
２４日現在、２位タイと好調の阪神でＦＡ砲・糸井嘉男外野手（３５）がもがき苦しんでいる。開幕から３試合連続本塁打を含む６試合連続打点を挙げるなど華々しい“虎デビュー”を飾ったが、ここ５試合連続で打点なし。打率も２割７分５厘と下降気味で阪神が２勝１敗と勝ち越した巨人３連戦（２１～２３日、東京ドーム）でも２戦目と３戦目は無安打と精彩を欠いた。
気になるのは今キャンプ前に痛めた右ヒザなど古傷の状態だ。実は糸井は複数の親しい球界関係者に「またケガするのだけはアカン。そうならないようにせんと…」と悩みを漏らしていたという。
その兆候は試合でも出ている。２３日の巨人戦の中堅守備では明らかに投手が打ち取っている打球を中前適時打にする場面もあり、チーム関係者から「あそこは（右翼の）福留もカバーに来ていたので糸井ほどの選手ならチャージして捕りにいってほしかった。でもヒザのこともあるので無理はしないんだろう。大目に見てほしい」とお願いする声が上がったほど。打撃面でも球界ＯＢから「ヒザが踏ん張り切れないため、テークバックからステップにいくのが早く粘り切れない。これでは大きな変化のボールは打てても、細かい変化には対応できない」と指摘されている。
糸井の右ヒザの状態について「特に悪くなったとかはトレーナーの会議でも議題に上がっていない。本人からも言ってきてないし、見守るしかない」（球団関係者）。金本監督も「状態は本人に聞いてみないと分からん。足のこともあるかもしれん」と言葉を濁したが、チーム内には「やはり福留と同じように糸井にも休養日を設定したほうがいいかもしれない。幸い、中谷ら若手も育ってきているから」「センターよりもまだ負担の軽いライトを守らせてもいいんじゃないか」との意見も。この状況を“超人”はどう乗り越えるのか。
急ブレーキとは言い過ぎる感はあるが、古傷の状態は確かに気になるところである。
いくら超人と言えど、糸井も人間。楽に出来るよう、他の選手がフォローすべきである
