6回7点猛攻 高山に始まり高山が決めた!「みんながつないだ」
6回7点猛攻 高山に始まり高山が決めた!「みんながつないだ」 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
◇セ・リーグ 阪神12―9広島(2017年5月6日 甲子園)
3安打で7得点というウソのような阪神の猛攻は、高山に始まり高山が決めた。1―9と惨敗ペースだった6回、先頭で四球を選んで出塁。制球が怪しくなっていた岡田攻略の糸口をつくると、後続も続いた。各打者がボールを見極め、この回だけで4四死球の右腕をKO。4点を返し、なお2死満塁で再び打席に立った背番号9が、2番手の中田から右翼線に走者一掃の適時三塁打を放ち、1点差に肉薄させた。
「みんながつないで、つないでくれた。バットに当てたら何とかなるという気持ちで打った。あんまり覚えていない。良かったと思います」
梅野、糸原と若虎3人で上がったお立ち台で笑顔を浮かべた。カウント2―2からの6球目。高めに浮いたフォークに態勢を崩されながらも、持ち前のバットコントロールにより芯でとらえた。強い広島に序盤からワンサイドゲームに持ち込まれ、甲子園に漂いかけた絶望感を完全に払しょくする一打だった。
決して絶好調というわけではない。昨季の新人王が打率2割5分前後でスタメンを外れる試合も増えた。与えられたチャンスを絶対にものにしたいという気持ちは、ルーキーだった昨年以上のはずだ。それだけに、奇跡的な逆転勝利を呼び込んだ一打は、抜群のアピールになった。
高山の四球後に左翼線二塁打で好機を広げた北條も同様だ。打率2割台前半ながら、この試合で1番大事な打席で快打し、岡田に大きなダメージを与えた。「そこからつながったので、やっぱり長打は大きいなと」。投手が中田が代わった直後に、代打で押し出し四球を選んだ原口もしかり。なかなか調子が上がらず苦しむ若虎たちの意地が、岡田を、中田を飲み込んだ。(山添 晴治)
誰かが口火を切らなければ逆転劇は始まらない。
その重要な口火が髙山であり、締めも髙山であった。
なかなか調子が上がらなかったが、昨季の新人王のメンツもあったのであろう。
若虎がチームを引っ張り出してきた。