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阪神金本監督「お客さんに申し訳ない」まさかの奪首

阪神金本監督「お客さんに申し訳ない」まさかの奪首 (日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

 

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阪神12-9広島>◇6日◇甲子園

 虎が大逆転奪首や~! 阪神が広島8回戦(甲子園)で0-9から試合をひっくり返し、今季初めて単独首位に立った。9点差逆転勝利は球団記録を更新する劇勝。試合中盤まではミスが目立ったが、失策を犯した糸原健斗内野手(24)が同点打を放つなど大劣勢をはね返す反発力をみせ、4連勝で広島から首位の座を奪った。金本知憲監督(49)もビックリのミラクル勝利。この勢いに乗り、悲願Vへ突き進むで~。


 虎の歴史が塗り替えられた。ルーキー糸原が静まりかえった空気を切り裂いた。球史に残る逆転劇が生まれたのは、1点差まで追い上げて迎えた7回。2死一、二塁で広島薮田の直球をとらえた打球は一、二塁間を抜ける同点適時打に。その瞬間、最大9点あったビハインドはなくなった。

 糸原 ゾーンだけを上げて甘い球を狙ってました。

 球場が静寂に包まれていた理由がある。直前、鳥谷の一打で江越の本塁生還が1度は「セーフ」と判定されていた。だが、そのプレーを巡り、約17分かかったリプレー検証の結果、審判団が出した結論は「アウト」。幻となった同点劇をもう1度…。虎党の祈りをバットで実現した。

 打たなければいけなかった。この日はルーキー福永がプロ初先発で4回6失点降板するなど序盤から劣勢。5回には、糸原が外野からの返球を捕球し損ねた間に走者が生還する適時失策も絡み、失点は膨れあがっていた。5回表を終了した時点で0-9。ため息やヤジが飛んだ展開だったが、6回の7得点で一気に奇跡の逆転の予感が甲子園に充満していた。「チームに守備の方で迷惑をかけていたので、集中力を切らさず打つことができました」。初めて立った本拠お立ち台で笑みがはじけた。その糸原に続いた梅野も「(糸原)健斗の姿を見て気迫をもらった」。こちらは決勝三塁打で大逆転劇を完結させた。

 金本監督も「糸原が本当によく打ってくれた。あそこで打てるというのはいい肝っ玉してますね」と、身長175センチの小兵、糸原がやってのけた大仕事をたたえた。9点差の逆転勝利は球団記録更新どころか、球界を振り返っても過去8度しかないミラクル。指揮官も驚きを隠せない。

 金本監督 (9点差逆転勝利は)僕も長い間プロ野球にいるけど初めてですね。最初は本当にお客さんに申し訳ない気持ちでいっぱいで、ちょっとでも盛り上がるシーンを作ってほしいと思っていたけど、まさか逆転するとは。

 広島に2試合連続逆転勝利の4連勝で、ついに単独首位だ。「順位は今は関係ない。とにかく貯金を増やしていくということを目標に」と金本監督。こんなミラクル勝利ができるなら…。優勝の2文字は奇跡とは言わない。【山川智之】

 ▼阪神が0-9から逆転勝ち。9点差以上の逆転勝ちは03年7月29日日本ハム以来、14年ぶり9度目。セ・リーグでは95年7月30日中日以来4度目となり、阪神にとっては78年5月2日大洋戦の8点差(0-8→10-9)を上回る最大差の逆転勝ちだ。この日の阪神本塁打なしの10安打。本塁打0で9点差以上の逆転勝ちは95年7月30日中日に次いで2度目だが、95年の中日は20安打。49年10月2日大陽の12安打を下回り、9点差以上の逆転劇の中では阪神が最少安打だ。これで阪神は広島に代わって首位浮上。1位と2位の対戦で9点差逆転は02年8月16日西武-近鉄戦以来2度目も、02年は首位の西武が勝利。首位チーム相手に9点差以上の逆転勝ちはプロ野球史上初めてだった。

 

指揮官が初めての経験という9点差逆転劇。

セ・リーグでは95年以来というから、その時生まれた子供たちは立派な成人になっている

そんな難しい事をやってのけたチームを誇りに思うべきである。

完全試合は戦後15回。

それよりも少ないことをこのチームは成し遂げたのであるから。

 

 


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