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金本監督「雰囲気感じた」“負けて強し”最大7点差から猛追2点差

金本監督「雰囲気感じた」“負けて強し”最大7点差から猛追2点差 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 

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セ・リーグ 阪神7―9巨人(2017年5月10日 東京ドーム)

 阪神は10日、巨人戦(東京ドーム)に7―9で敗れ、連勝は6でストップした。それでも金本監督は、9点差を大逆転した6日広島戦に迫る、最大7点差から2点差まで猛追した反発力を評価した。

 5回を終えスコアは2―9。昨季までの阪神なら早々と「諦めムード」を漂わせていたかもしれない。淡々とプレーを続け大敗を喫していた可能性さえあったはず。だが、闘将に鍛え上げられた今の猛虎は違う。ベンチ内にいる誰一人、闘志を失った選手はいなかった。その雰囲気を指揮官も感じ取っていたからこそ、敗戦の弁も、いつもとはニュアンスが違った。

 「選手の雰囲気から、もう一回、引っくり返そうという本気度というかね。本当に引っくり返そうという雰囲気を感じたのでね。これからも、そういう気持ちを忘れないように」

 球団史上最大の9点差を大逆転した、記憶に新しい6日の広島戦(甲子園)では5回を終え1―9の劣勢から、6回に一挙7得点を挙げ歴史的勝利につなげた。あの逆転劇をもう一度―。虎党に、そんな夢を抱かせる反撃を、この日も見せた。

 「(高山、北條が)2死からね。アウトになったらチャンスがつぶれてチェンジになるところで、あの2人がよく打った」

 あの日と同じ6回だった。先頭の4番・福留が中前打を放ち、気勢を上げた。主将の一撃を皮切りに無死満塁の好機をつくり、糸原の押し出し四球で、まず1点。2死とされても、あきらめない。相手投手が山口鉄に替わり、再び若虎が牙をむいた。高山の右前打で1点を追加すると、なおも満塁から北條が左中間フェンス直撃の2点二塁打を放った。一挙4得点を挙げ、巨人の楽勝ムードに冷や水を浴びせた。

 さらに9回には中谷のソロで2点差。一発出れば同点の局面まで追い詰めた。結果的には敗れたが、この反撃は決して無駄ではない。同じ負けでも、負け方がある。今年の猛虎は最後まで諦めない―。ライバルに、そのイメージを植え付けただけでも意味がある。次戦にもつながるはずだ。片岡打撃コーチも「反発力というか。最後も中谷が本塁打を打ってくれたり。そういう雰囲気がベンチにはある」と手応えを口にした。

 一昨年秋の就任時からチームに「諦めない姿勢」を注入し続けてきた金本監督は「そういう気持ちがずっと持続していけば、何か違う、今までにない、新しいものが見えてくると思う」と生まれ変わりつつあるチームの「内面」に大きな希望を抱いた。金本阪神の根幹である「超変革」の進行を実証する反攻劇だった。(惟任 貴信)

 

9点差逆転勝ちばかりがクローズアップされているが、その前の試合は4点差逆転であった。

そして、昨日は追い付かなかったものの、7点差を2点差まで追い詰める猛攻。

今のチーム状態が、最後まであきらめないという意識が浸透しているからの事であろう。

 

 


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