【鈴木啓示 視点】秋山、ゆったりフォームからリリースで力を集中
【鈴木啓示 視点】秋山、ゆったりフォームからリリースで力を集中 （スポニチアネックス） - Yahoo!ニュース
阪神・秋山は右打者の外角直球が見事だった。３回まで毎回先頭打者を出しても粘れたのは外の直球が決まったから。３回に荒木から見逃し三振を奪った球は素晴らしかった。やはり投球は直球が良くないと成り立たないと改めて感じたし、その直球が変化球を生かした。
昨年までの悪い時は力で抑えようとして、力んでいた。今年は違う。ゆったりしたフォームから最後にパッと力を入れて投げている。リリースに力が集中しているので球持ちが良く、打者もスピードガンの数字以上に速さを感じただろう。
全ての投手に言えるが、力むと腕だけで投げようとする。今の秋山は体の軸回転で投げているので腕は勝手に振れている。理想のフォームで、腕が振れていると、１３０球を投げても、そこまで疲労度はないだろう。逆に腕で投げていると肩肘が張り、ケガにもつながる。昨年と比べてバランスが見違えるほど良くなった。完投したことで自信もつき、次からは最後まで１人で投げきる気持ちになる。さらに成長するきっかけをつかんだと思う。
300勝投手鈴木啓示氏に絶賛される秋山である
だが、氏曰くさらに成長するとも
これほど頼もしい事はない
今から300勝を目指そうではないか
