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クイックから制球難再発…藤浪 今季最短4回途中4失点KO

クイックから制球難再発…藤浪 今季最短4回途中4失点KO (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 

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セ・リーグ 阪神3―8ヤクルト(2017年5月20日 神宮)

 阪神は20日のヤクルト戦(神宮)に3―8で敗れて今季2度目の3連敗を喫した。先発の藤浪晋太郎投手(23)は今季最短となる3回0/3で4失点降板。2回1死からの中村への死球で不穏な空気に包まれ、5四死球で自滅した。貯金も12日以来の1ケタ「9」に減った。

 一度、狂った歯車は元に戻らなかった。先発した藤浪は、序盤から制球を乱して今季最短となる3回0/33安打5四死球4失点でKO。開幕から繰り返される失点パターンを払拭できないでいる。

 「立ち上がりは良かったけど、途中からバランスが悪くなって、タイミングも合わなかった」

 初回は、最速154キロの直球をコーナーに制球し、11球で3人を料理する最高の滑り出しを見せた。快投への道筋を歩み出したかに思われたが、“急変”は早かった。

 「クイックから嫌な感じはあった」と2回1死からバレンティンに中前打を浴びて走者を背負うと、投球フォームやリリースポイントに微妙なズレが生じてしまった。

 2死一塁から中村には左脇腹付近へ死球を当てた。4月4日の対戦で乱闘騒ぎを起こしている因縁もあって、帽子をとりペコリと謝罪したが球場は異様な空気に包まれた。1点リードで迎えた3回は先頭の投手・小川に四球を献上し、みずからの暴投も絡んで2死二、三塁とされると、雄平に逆転の2点右前打。四球を挟んで、今浪にも2点三塁打を許すなど、4点を失った。

 続投の4回、先頭の大引にストレートの四球を与えたところで、ベンチは降板を決断。「感覚的なところを戻せなかった。技術の無さ。修正できれば良かったんですけど」と肩を落とした。

 与四死球は広島・加藤を抜いて、リーグワーストとなる32個まで積み上げてしまった。常々「無駄な四球を出さないこと」を投球のテーマに掲げる右腕にとって、開幕から苦悩の日々が続く。

 金本監督も報道陣の藤浪に対する質問に、最初は「…」と言葉を詰まらせながら「彼に聞いて…。本人が一番、よく分かっていると思う。きょうは暴れ過ぎたというか」と解消できない制球難に表情をゆがめた。

 「次の登板を与えてもらえるなら、しっかり投げられるように、練習したい」

 2軍再調整や登板間隔を空ける措置などは取られないものの、若きエースが常に背水のマウンドという現実は苦しい。 (遠藤 礼)

 ▼阪神・香田投手コーチ (藤浪について)良い感じで立ち上がったと思ったけど、クイック(モーション)からバランスを崩して、死球を当てて。(3回0/3での降板は)これ以上、点差を広げないため。(次回登板は)いろいろ考えないといけないけど、もうちょっと(ローテーションで回って)頑張ってもらいましょう。

 ▽藤浪の今季ヤクルト戦

 ★4月4日(京セラドーム)4回まで8四球と制球が不安定で、5回無死一塁から畠山の左肩付近への死球をきっかけに両軍ナインが乱闘に発展。バレンティン(ヤ)と矢野作戦兼バッテリーコーチ(神)が退場処分。両軍に警告試合が発せられた。藤浪は5回5安打2失点で負け投手。

 ★5月4日(神宮)前回同様7四球の制球難にヤジが飛ぶなか、要所で粘り7回1/3を4安打1失点で3勝目。心配された因縁のカード登板も「気にしていたら勝負できない。それなりに強い覚悟を持って投げた」。

 

「もうちょっと(ローテーションで回って)頑張ってもらいましょう。

香田コーチのこの言葉。

この言葉が現在の藤浪の立場を端的に表している。

もうちょっとチャンスはないよと通告されたも同様だ。

本人は色々と真剣に考えた方が良い。

 

 

 

 

 


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