首位を走るチーム悩ます阪神・北條の打撃不振 原因は練習のし過ぎ
首位を走るチーム悩ます阪神・北條の打撃不振 原因は練習のし過ぎ (夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
【トラとら虎】
セ・リーグ首位の金本阪神にも悩みはある。野手では北條史也内野手(22)の打撃不振がその一つ。21日現在、打率・205、2本塁打、14打点。最近は好機で代打を送られたり、スタメンから外されたりするケースが増えてきた。
「ベンチの我慢にも限度があるということだろう。結果が出ない選手を起用すれば他の選手から不満が出る。そうでなくとも大和、糸原と代わりのショートはいる。北條にとっては今が選手として危機的状況」と阪神OBは見る。
昨年は鳥谷から遊撃の座を奪い、「超変革」の申し子と脚光を浴びた。112試合出場、打率・273、5本塁打、33打点。今季は開幕からスタメンに名を連ねたが、打撃不振で11試合目にはドラフト5位ルーキーの糸原と交代させられた。
「今年が大事な年と本人も自覚しているが、意識過剰で空回り。まだ自信も余裕もないのは分かるが、大和、糸原が追っかけてくるから余計に焦りもある」と球団幹部は指摘する。
金本監督や片岡コーチが連日打撃指導にあたるが、なかなか成果が表れないのが現状だ。さらに守備の欠点克服に久慈コーチのノックが待つ。
もう1人のOBは「昨年の疲れがたまっている」と別の見方をする。
「練習のし過ぎ。北條と高山は昨季の疲れを取らないまま秋のキャンプ、年が明けて自主トレ、キャンプとずっと練習のしっぱなしでシーズンを迎えた。これではいくら若いといっても体のキレを欠く。適度の休養も練習のうちと、やり方を変えることも必要ではないか」
首脳陣は今後も相手投手との兼ね合いや調子を見ながら北條、大和、糸原を競わせる方針。北條にすれば厳しい戦いに勝たなければショートの定位置は戻ってこない。
練習のし過ぎで疲労がたまって打撃不振を語るスポーツライター
誰もが通るべき道であり、それを乗り越えて初めて不動のレギュラーになるのである
そこで潰れたら、残念ながらそこまでの選手である
もちろん、球団としてのケアは十分必要であり、それをやっているのであれば北條自ら殻を破らなければならない