若虎トリオ不発で首位陥落 川藤ＯＢ会長「己を知れ」
若虎トリオ不発で首位陥落 川藤ＯＢ会長「己を知れ」 （東スポWeb） - Yahoo!ニュース
阪神が２８日のＤｅＮＡ戦（甲子園）に２―６の逆転負け。３カード連続の負け越しを喫し、２位に転落した。この日は主将の福留に休養を与え、３番・高山、４番・中谷、５番・原口と若手中心のクリーンアップを組んだが、１０残塁と不発。金本監督は首位陥落について「まったく関係ない、順位は」としながらも好機で凡退続きの若手について「去年から言っているが、そんなに（出場の）チャンスはない。だんだん少なくなってくる。それを肝に銘じてやらないといけない」と怒りをあらわにした。
ＦＡ加入の糸井や福留、鳥谷らベテラン勢の奮闘で貯金８としているが、期待の“金本チルドレン”はアピール不足というのが現状。そんな物足りない若虎に猛ゲキを飛ばすのが「浪速の春団治」こと川藤幸三ＯＢ会長（６７）だ。若手の元気のなさを「簡単に一人前になれたら、誰でも一流になれるわ！ いろんな修羅場をくぐって経験を生かしてこそ一人前になれる。だからもっと死に物狂いでやるべきや！」と一喝する。
その上で川藤会長が特に声を大にするのが「己を知れ！」ということだ。「自分の武器が何かということをこれでもかというくらいに考え、そして磨いていかなアカン。それができないヤツは去っていくしかないんや！」。生き馬の目を抜くようなプロ野球界で生き残るために、長所を伸ばす努力を惜しむな、というわけだ。２位陥落にも「そんなもん関係あるかい！ 順位なんか最後のこと。早く若い連中が一人前になれば、自然と優勝できるんや！」。思いは金本監督と同じ。前を向く川藤会長の言葉を若虎たちはどう聞くか。
若虎のアピール不足に喝を入れる川藤OB会長。
川藤会長は選手としての成績はずば抜けたものではない。
だがそのキャラでファンから愛された。
そんな川藤会長からしてみれば、今の若虎はおとなしく見えるのであろう。
別にキャラを立てるのがすべてではない。
寡黙でも、野球で目立てば良いのである。
