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38歳・能見、あっぱれ0封2勝!阪神2連勝で貯金再び「10」

38歳・能見、あっぱれ0封2勝!阪神2連勝で貯金再び「10」 (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

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(セ・パ交流戦、ロッテ0-5阪神、2回戦、阪神2勝、31日、ゾゾマリン)頼りになります! 阪神は5月28日に38歳になったばかりの能見篤史投手が、7回2/3を無失点の好投で2勝目。ロッテに5-0と快勝した。藤浪が抹消されるなど先発事情が苦しい中、5月は登板4試合でわずか1失点。安定感抜群のベテランに導かれ、2連勝で貯金は再び「10」だ!!

 三塁ベンチに腰掛けた能見は、フゥーっと大きく息を吐いた。

 「いっぱいいっぱい」

 3日前に38歳になったばかり。己の限界までマウンドで左腕を振り抜いたベテランの姿にナインもファンも、しびれた。7回2/3をジャスト100球、今季最多9奪三振で無失点の好投。今季2勝目でチームに再び2桁貯金をもたらした。

 「非常に疲れた。(前日の)秋山選手もそうでしたが、高めに浮かないように意識しました」

 今季初のヒーローインタビュー。虎党の大声援にも、どこ吹く風だ。ZOZOマリン特有、風速9メートルを記録した海風も味方につけた。「向かい風だったから、そのへんは意識した」。低めに集めたフォーク、スライダーが風の影響で大きく変化。八回二死一、二塁で桑原とスイッチしたが、圧巻の内容だった。

 打線の援護がなく白星には恵まれていないが、5月は4試合、26回2/3で失点わずか1。投球回も53で規定投球回(チーム試合数=48回)に到達。防御率1・87でリーグ2位に浮上した左腕を指揮官も「真っすぐもまずまず。変化球もよく落ちていた」とたたえた。

 38歳での先発星は、虎投では下柳剛以来だ。38歳の2006年には12勝を挙げ、42歳の10年も7勝。能見は「40(歳)まで、あとマジック2」と苦笑いだが、偉大な先輩に近づき、超える可能性は十分、秘めている。

 チームを救う快投に、香田投手コーチも「ベテランがいい仕事をしてくれて、ありがたかった」と最敬礼。現状、先発ローテは不安材料が多い。藤浪が2軍に落ち、岩貞も抹消中(6月2日、日本ハム戦で復帰予定)。青柳はまだ1勝、D2位・小野泰己投手(富士大)も2戦未勝利と、期待の若手が結果を出せていないだけに、この安定感は、頼もしい。

 プロ13年目。長男・凌成くんは小学1年生、次男・竜成くんも4歳になった。凌成くんは野球に興味津々。「本格的にはまだ」だそうだが、右投げのお兄ちゃんは家の中でパパとキャッチボール。竜成くんは、左投げだという。ただシーズン中はなかなか一緒に遊べないのがプロ野球選手の宿命だ。今年のゴールデンウイークもあまり家族サービスが出来ず、「俺にもゴールデンウイーク、欲しいよ」とポツリ。それでも子供達にとっては、テレビ画面で活躍するパパの姿が一番の喜びに違いない。

 4カードぶりの勝ち越しで、首位広島とは1ゲーム差のまま。必死に食らいついている。

 「きょう来てくれたファンのみなさんに勝利を届けられてよかった」

 インタビューの最後、左腕はそう締めた。全国の虎党はきっと、思っているはず。能見が勝ってよかった-と。

 

あのまま完封するのかと誰もが思ったくらいの昨日の能見のピッチング

今年は好投が続いていたが、なかなか勝てなくようやく2勝目である。

藤浪、岩貞が2軍落ちするなど、先発投手陣がピリッとしない中、能見のようなベテランの好投はたくましく思える。

 

 

 


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