棚ぼた阪神・梅野、低打率で“正捕手”ボーダーライン 我慢の限界は勝率5割
棚ぼた阪神・梅野、低打率で“正捕手”ボーダーライン 我慢の限界は勝率5割 (夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
【トラとら虎】
阪神・梅野隆太郎捕手(25)が「正捕手」のボーダーラインにある。今季は開幕から4月30日の中日戦(甲子園)まで24試合連続でスタメンマスクをかぶっているが、打撃が大きなネック。同日現在・158の低打率にあえいでいる。
球団幹部は「チームの方針で梅野を何とか一本立ちさせたい思いはあるが、これ以上打率が落ちるとチームの士気に影響しかねない。捕手は守りが第一なのは分かっているが、その利点を打席で生かせていない」と歯がゆそうだ。
開幕前はベテラン岡崎、2年目坂本との正捕手争いだった。ところが最大のライバル坂本が、3月上旬の教育リーグで死球を受け右手親指を骨折。梅野は棚ぼたでレギュラーの座をつかんだ。
「それだけ彼には運があり、このチャンスを逃すまいと毎日必死。気持ちは理解できるが、リードだけでクタクタになるようではレギュラーの座を守るのは難しい。いつも先行逃げ切りの展開なら梅野で押せるが、ビハインドの後半には代打を必要とするのが寂しい」と阪神OBは評す。
すでに野手では高山、北條、原口らが打撃不振で時々スタメンから外れている。いまのところ梅野まで及ばないのは守備重視の捕手だからだ。連日コーチ陣は打撃指導にあたるが、昨年打率・135に終わった打力に進歩は見られない。
「チームに貯金のある間は梅野で我慢できるが、勝率5割が限界だろう。借金を背負えばベンチはスタメン外しを考えるはず」と先のOB。追い込まれた梅野の背後には戦列復帰間近の坂本も迫っている。 (スポーツライター・西本忠成)
リード面では、一定の評価はあるものの、やはり打撃面で厳しい評価の梅野
リード面は頭が良くなければ出来なく、打撃面が成長すれば、安泰であるとも言える。
梅野自身に奮起を促したい