Ｖ争いへ４月は貯金クリア！阪神・金本監督、高山で５月も「３」以上
Ｖ争いへ４月は貯金クリア！阪神・金本監督、高山で５月も「３」以上 （サンケイスポーツ） - Yahoo!ニュース
４月を貯金４の２位で終えた阪神・金本知憲監督（４９）は１日、「月に３つ（の貯金）を目標に。３個×６カ月＝１８よ」と優勝争いに加わるための計算式を披露。２日から始まる５月戦線も貯金３以上の上積みがノルマだ。そのための策は、ズバリ、高山俊外野手（２４）の１番復帰！！
「３×６＝１８」
誰にだってわかる数式も、金本阪神には大きな大きな意味がある。具体的な目標や数字の話をあまりしない鉄人が、あえて明かした皮算用だ。
「月に３つ（の貯金）を目標にしていたらいいやろ。そんな計算通りにはいかないと思うけれど。３つを目標にした３×６＝１８よ。目標は」
サラリと明かしたが、「１８」の貯金は、すなわちＡクラスは当然で、優勝争いにも間違いなく加われる成績だ。１カ月で３つずつ貯金を積み重ねれば、その先に栄光が見え隠れしてくる。
３、４月を１４勝１０敗、金本政権最多タイの貯金４。戦いの厳しさを知り尽くした指揮官にすれば、計算通りにいかない結果が「プラス１」だったのは、うれしい誤算か。
２日のヤクルト戦（神宮）からスタートする５月戦線も、目標は貯金３。そこへ向けてのノビシロもある。というよりは、「ノビシロにしたい」と願うのが守備だ。４月は１２球団ワーストの２３失策。ほぼ１試合１個ペースで守備が乱れた。
「守りで何試合落としたか。きのうも数えた」
笑った。逆に言えば、それだけ落としても、投打の踏ん張りで拾った試合の方が多かった。守備面を整備すれば、の思いは強い。
そして、攻撃面のキーマンに指名するのが高山だ。４月は巡り合わせか、相手先発が左腕が多かった。が、風向きは変わった。５月最初のヤクルト、広島６連戦では、石川（ヤクルト）以外は右腕が先発予定。
「（スタメンで）行くんじゃないか。だいぶ、良くなってきているから」
２年目の天才肌の若虎の爆発を予感した。打率・２４７は“らしくない”し、４打点は寂しい。何より本塁打ゼロは信じられない。
「俺も４年目、３月はムチャクチャ打ったけれど、開幕からずっと１割台やからね。結局、１カ月は２割３分か４分。だいたい４月は悪かったから。波ってあるからね。とくに若い時は」
自身の若き日とダブらせて、高山の大躍進を願った。
月に３つずつ。小さなことからコツコツと。秋が近づいた頃、「３×６＝１８」はＶ方程式と呼ばれているかもしれない。
3×6＝18
これが、今年の金本タイガースの目標として明記された。
このキーマンに指名されたのが髙山。
この男の不振が解消されれば、3×6が5×6になることもたやすいであろう。
