糸井 甲子園初の3安打で逆転口火打「よっしゃー!疲れたー!」
糸井 甲子園初の3安打で逆転口火打「よっしゃー!疲れたー!」 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
◇セ・リーグ 阪神3―2中日(2017年4月30日 甲子園)
阪神の逆転勝利の突破口を開いたのは、糸井のバットだった。4月18日の中日戦(ナゴヤドーム)以来3度目、そして甲子園では自身初となる3安打の猛打賞。チームが相手先発・ジョーダンから記録した計4安打のうち、3本までが糸井のバットから生まれたものだった。
「よっしゃー! 疲れたー!」。ヒーローこそ決勝打の北條に譲ったが、この日の打線で勝利に最も貢献したのは糸井だろう。試合後に発した短いコメントにも、すがすがしさと自負が漂った。
今季最多となる4万6351人の大観衆を魅了した。まずは初回2死無走者。フルカウントから叩きつけた打球は遊撃手・堂上のグラブを交わし、遊撃内野安打となった。続く3回2死一、二塁で迎えた第2打席でも粘り腰を発揮。カウント2―2と追い込まれながらも一、二塁間へ、ビシエドが追いつくのがやっとの打球を転がした。2打席連続の内野安打で、続く福留の中前2点打をお膳立てした。
そして先頭で迎えた6回に「らしさ」も発揮。外角139キロ直球を、逆らうことなく逆方向へ。遊撃手の頭上を越えたライナーは、あっという間に左中間を駆け抜けた。余裕のスタンディングダブル。得点にこそ結びつかなかったが、存在感を示すには十分だった。
大胆かつ繊細な男だ。シーズン中の必需品は厚さ0・5ミリの白いグリップテープと、紙ヤスリ。バットのグリップが合わないと思えば即座に紙ヤスリで削り、グリップテープを巻き直すためだ。球団関係者によると、年間に消費するグリップテープは200本にも及ぶという。常に試行錯誤を繰り返しながらベストを追い求める姿勢こそ、この日までに放った通算1279安打の原動力だ。
3、4月の24試合で打率・318、4本塁打、20打点。貯金4の立役者も、間違いなく背番号7だ。(惟任 貴信)
糸井が甲子園初猛打賞。
これは意外である。
しかしこの男の存在感は皆がびっくりしているのではないか?
もちろん期待はしておったが、プレッシャーを感じることもなく、まるでずっと虎戦士であったかのような活躍ぶり
心強い味方を手に入れたようである。